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雄物川改修工事

更新日:2020年9月17日

秋田港は雄物川の河口にあって「河口港(かこうこう)」と呼ばれています。

明治に入ると、船が段々大型化してきたことに加え、川の上流から流れてくる土砂で川が浅くなり、船の航行が困難になっていたんだ。

大正時代に入り、本格的な港をつくる運動がおき、1917年(大正6年)に雄物川改修事業が開始されました。

 大正1年と平成11年の雄物川の河口

この工事は、山を切り崩して雄物川を直接海へ流す『放水路工事(ほうすいろこうじ)』というものでした。

当時の最新の掘削機を導入したものの、人による作業が主体であったことや、大正12年の関東大震災による物価の高とう、昭和4年の世界大恐慌などによって工事が遅れ、1938年(昭和13年)にようやく完成となり、実に22年にも及ぶ大事業だったんだ。

雄物川本流を港から切り離すことで、工事後は港が土砂で埋まることも少なくなりました。

現在、秋田港へ下る河川は旧雄物川(雄物川分流)と太平川・旭川・草生津川・新城川などがあるよ。