日本海中部地震にほんかいちゅうぶじしん

 昭和58年5月26日正午ころ、秋田県を中心に東北、北海道など広範囲にわたって強い地震がおそいました。地震の規模はマグニチュード7.7、震度5と日本海側では最大級の地震でした。

 県内における死者は83名にものぼり、家屋の倒壊や道路決壊、ガスや電気の供給も止まるなど、市民の生活が困難になりました。
この地震は、日本海中部地震と命名されています。

 秋田港でも亀裂(きれつ)や陥没(かんぼつ)などの被害があり、港の機能がストップしました。その時の経験から、災害が発生した後でも物資をスムーズに輸送できるルートを確保するために、地震にも耐えられるよう強化された『耐震強化岸壁』の整備が行われています。