国土交通省 東北地方整備局 秋田港湾事務所
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トピックス2006

秋田の港から秋田の振興を考えるシンポジウム開催!!

 2月11日(土)、秋田市で、国土交通省 東北地方整備局主催による「秋田の港から秋田の振興を考えるシンポジウム」が開催され、貿易関係者、物流関係者、港湾関係者、学識経験者及び学生など約200人の人々が聴講に訪れました。

シンポジウムの様子 シンポジウムの様子

 主催者である国土交通省 東北地方整備局 成瀬副局長からの挨拶、来賓の金田勝年外務副大臣、二田孝治衆議院議員、西村秋田県副知事のご挨拶の後、「日中韓3国間の自由貿易の動向と秋田港への期待」というテーマで東京電機大学 工学部 教授 阿部 一知 氏よりご講演いただきました。

 講演では、東アジアの貿易の現状、対中国・対韓国の貿易の状況、日本のFTAの課題などについて講演され、日中韓3国間におけるFTAによる経済効果など、秋田港を取り巻く経済情勢についてお話いただきました。

 続いて、「東アジアにおける自由貿易の進展の中で、環日本海地域の果たす役割」というテーマでパネルディスカッションが行われました。

 コーディネーターを㈱秋田魁新報社 論説副委員長 宍戸豊和 氏に務めていただき、パネラーとして、ご講演いただいた阿部一知氏、東北大学大学院情報科学研究科 教授 稲村肇氏、(社)秋田県貿易促進協会 会長 辻 兵吉氏、北京中軽友好貿易有限公司 総経理 金 錚氏、ナビックストランスポート㈱ 代表取締役社長前田昌巳氏、NHK仙台放送局 局長 遠藤絢一氏、国土交通省 大臣官房 技術参事官 中尾成邦氏に登壇いただき、

  • 東アジア地域の貿易量の増加が見込まれる中、秋田は日本海側の玄関口となるべく20年、30年先を見据えて何をすべきかを考 えなければならない。人口減少などマイナス面だけを消極的に捕らえるので無く、こうありたいという明るい将来を考えるべき。(稲村氏)
  • 広い立場、視点に立ち秋田港を東北全体の表玄関ととらえる発想が必要。環日本海という立場から地域を考えると、相手から日本 なり秋田がどう見えるかを知り、同時に相手のくらしを知ることで親近感が生まれ、ビジネスに繋がる。(遠藤氏)
  • 今までの秋田は土地柄もあり積極的に売り込みする気風を持たなかったが、FTAの拡大を契機に積極的に貿易拡大に向け動き出 すべきである。その為にも、秋田港を、年間を通して使える港に整備して頂きたい。(辻氏)
  • これからの東アジア、特に中国は所得水準が上がり、工業製品だけでなく、食べ物、各種サービスも購入する状況になり、そこに ビジネスチャンスが生まれる。港湾整備、内陸の道路整備等のインフラ整備が重要であり、貿易額に直接の効果を及ぼす。(阿部 氏)
  • 中国にとって日本は最大の貿易相手国。日本と中国は現在の信頼関係、友好関係を大事にし、更なる貿易拡大を考えている。秋田 から中国への輸出を増やすべく具体な取組みも進めている。(金氏)
  • ロシアは自然エネルギー資源による収入拡大で人口1.4億の市場が活性化してきている。製材・木材や自動車市場にターゲット を絞り、コンテナ貨物を月50本集まれば、秋田からロシアへの航路を開設できる。(前田氏)
  • 秋田港の重要性は実績が示すとおりであるが、重要なのは秋田県、東北が秋田港をどうしたいと考えているのかである。港の価値 は作った港がいかに使われるかにある。東京港のコンテナ埠頭は、かつては過大なのではという指摘もあった。しかし、今やその 取扱量は大変大きなものとなっている。港湾の整備は、将来を睨み整備をしていかなければならない。(中尾氏)

といった意見交換がなされました。

シンポジウムの様子

 今後も東北地方整備局では、東アジアの国々、またロシアなどと自由貿易の発展を見据えつつ環日本海地域における窓口として秋田港の利用促進を図り、秋田のみならず東北全体の経済活性化に寄与できるような港湾整備を進めていきたいと考えております。