3月28日、本荘由利産学共同研究センターにおいて、産学活性化テクノセミナー「最近の沿岸災害と防災研究 ~インド洋大津波とカトリーナの災害に学ぶ~」が開催されました。このセミナーは、秋田大学の客員教授、教授が県内各地に出向いて科学・技術に関する最新情報を提供するもので、8回めとなる今回は、独立行政法人港湾空港技術研究所 研究主監兼津波防災研究センター長 高橋重雄氏の講演により、インド洋大津波やハリケーン「カトリーナ」など、大規模な沿岸災害について、現地調査結果をもとに災害の恐ろしさ、地域防災のために学ぶべき事を考えようと開催されたものです。
講演では、一昨年発生したスマトラ沖地震によるインド洋大津波について話し、多くの死者を出した原因として、
- 警報等がなく津波が発生したことがわからず避難が行われなかったこと
- 津波が非常に大きかったこと
- 低い土地で何も防御施設がないなど、津波に弱いところに人が住んでいたこと
をあげ、日本とは津波対策等の状況はかなり違うものの学ぶべきところは多く、怖いのは慢心であると、津波に対する認識不足を訴えていました。
また、風波と津波の違いにもふれ、風の影響でおきる風波は海面付近のみ波打っているのに対し、津波は海底から海面まで全体が押し寄せるため、波のエネルギーが桁違いであり、さらに津波は海岸に来ると波高が急に大きくなることなど、水路実験の模様を交えながら津波の基礎知識をわかりやすく説明しました。
県内で83名の死者(うち津波によるもの79名)を出した日本海中部地震発生から22年が経過し、津波被害の記憶が薄れてきたように思われますが、逆に、常日頃から防災の重要性が高まっているとも考えられ、当事務所に置いても、防災知識を高め、津波災害の恐ろしさを再認識し、港湾整備に関わっていきたいと考えております。
第8回産学活性化テクノセミナー
「最近の沿岸災害と防災研究 ~インド洋大津波とカトリーナの災害に学ぶ~」
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講師: |
独立行政法人港湾空港技術研究所 |
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研究主監兼津波防災研究センター長 高橋重雄 氏 |
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主催: |
秋田大学地域共同研究センター、本荘由利産業科学技術振興財団 |