11月2日、秋田大学土木環境工学科3年生を対象に、当所酒井所長が「港湾行政について」と題して、約1時間半の講義を行いました。
講義内容は、日常生活と港湾の結びつきなど一般的なことから、港湾整備と土木工学、防災など専門的な内容まで幅広いものになりました。
講義ではまず、取扱量が増加している秋田港のコンテナやフェリー、コンテナ利用背後圏の特徴、港利用による企業の競争力アップ、秋田港だけでなく能代港でも取扱貨物量が増加していることに触れ、秋田県内港湾の貨物動向が好調であることを紹介しました。
防災関連では、昭和58年の日本海中部地震に触れ、秋田港、能代港の被害状況、現在秋田港で行われている耐震対策、GPS波浪計について説明し、当初予定にはなかった風波と津波の違いの動画も見てもらいました。
また、近年は防波堤や岸壁の整備だけでなく、港を使った観光や交流の取り組みも行われており、みなとオアシスやクルーズ船の寄港、みなと観光交流促進プロジェクト社会実験について紹介しました。
大学生に限らず、日常的に港を利用することが少ない方々には、港といっても馴染みの薄いものかもしれません。身の回りの多くの物が輸入品であること、また、輸入の99.7%が港を通じて行われていることを考えると、港は地域社会の生活を支えている重要な社会基盤であることが分かってもらえたかと思います。今回の講義が港に興味を持つ機会となり、今後の勉強や進路の参考になれば幸いです。