ごあいさつ
謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。日頃より、港湾の整備、振興のために、格別のご理解、ご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は港湾を巡る大きな動きがありました。
キーワードとして選択と集中が叫ばれ、103港ある重要港湾の中から国が新規事業着手できる43港の重点港湾が選定されました。なお、秋田県では秋田港が重点港湾に選定されています。
また、日本国で扱う国際海上コンテナの取り扱いを集中させる「国際コンテナ戦略港湾」を京浜港と阪神港に選定し、同じく国際バルク貨物の取り扱いを集中させる「国際バルク戦略港湾」についても選定作業を継続中です。
翻って日本海側では、各港湾の機能分担や連携のあり方を明確にした上で、太平洋側港湾との役割分担に関して検討を行うなど、日本海側拠点港に関する議論が始まっております。
その激動の中にあって、秋田港では秋田港シーアンドレール構想の実現という目標に加え、秋田港のコンテナ貨物の拡大を目指して外港地区のコンテナターミナルの整備が進められており、これは秋田港が日本海側拠点港を形成する枠組みの一つとして位置づけられる弾みになると考えるところです。
本事務所では、このような動きに適確に寄与するために、外港地区周辺護岸の消波対策に取り組み、静穏度確保による円滑な荷役作業の実現を目指した整備の最終年を迎えており、万全を期して事業を推進する所存です。第二南防波堤の整備と共に第一南防波堤消波、北防波堤の整備等の長期的な港内全体の静穏度確保対策についても重点的に推進していきます。
また能代港では、リサイクルポートとしての機能が始動し、第三セクター㈱能代港リサイクルセンターにより、昨年完成した循環資源取扱支援施設を利用してクリンカアッシュの積み出しを行っております。今後は、汚染土壌等の循環資源の取扱量の増加など益々の能代港の利用率向上を期待し、外港地区第二北防波堤の延伸を図っていくこととしております。
こうした事業の推進によって、秋田港等を基点とした港湾物流のコスト縮減に寄与することのみならず、港湾建設産業の育成発展に資するものであり、また地域の活性化にお役に立てれば幸いです。最後になりますが、私どもも地域の置かれた状況を十二分に勘案し、多方面から可能な限りの努力を致す所存でございますので、皆様方のより一層のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。また、今年一年の皆様方のより一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
平成23年1月1日
国土交通省 東北地方整備局
秋田港湾事務所
所 長 冨 田 幸 晴