
平成23年11月29日(火)、能代市内のホテルで「津波防災講演会in能代」を開催しました。
秋田県沖に設置した「GPS波浪計」が今年8月、本運用を開始したことにあわせ、津波防災への意識を高めてもらうことを目的とした講演会で、港湾周辺企業の防災関係者や地域住民約270名が参加しました。
当日は、予定人員200名に対し、立ち見が出る270名が聴講に訪れ、津波防災への意識の高さが伺えました。
主催者挨拶で国土交通省 秋田港湾事務所長は、「能代港の沖合に設置したGPS波浪計が供用開始され、環境整備が整った。避難情報等に活用して頂きたい。」と述べました。
また、能代市長は、「昭和58年の日本海中部地震で大変な被害を受け、多大な支援を頂いた。今回の講演会を、津波の恐ろしさや津波時にどうすればいいかをもう一度考える機会にして頂きたい。」と述べました。
講演に先立ち、東北地方整備局副局長が、「巨大津波からの港湾の復旧とGPS波浪計について」と題した特別報告を行い、「GPS波浪計」の活用状況や、東日本大震災での港湾の被害と復旧状況などを報告しました。
その後、2名の講師が講演を行いました。 東北大学 首藤名誉教授は、「東日本大震災を踏まえた今後の津波対策」と題し、「津波対策は、防災施設、津波に強いまちづくり、防災体制の組み合わせであり、まず、逃げることが大事。人間は忘れやすいものであり、災害の記憶を未来につないでいく必要がある。」と講演しました。
秋田大学大学院 松冨教授は、「秋田県での津波防災対策の現状と課題。」と題し、「東日本大震災を踏まえ、秋田県沖でも連動地震を考慮した地震規模を想定していくことになる。」「八峰町は崖のある三陸海岸に近い地形であり、能代市は仙台平野に近い地形である。」としてそれぞれの津波発生時の注意点を語りました。
また、講演会にあわせ会場ロビーで、東日本大震災での港湾の取り組みを紹介する「東日本大震災パネル展」を行い、訪れた人たちは真剣にパネルを見ていました。
◎講演資料は下記よりダウンロード出来ます。
特別報告 「巨大津波からの港湾の復旧とGPS波浪計について」 (PDF 1,324KB)
講師:東北地方整備局 副局長 梶原康之 氏
講演1 「東日本大震災を踏まえた今後の津波防災対策」 (PDF 2,532KB)
講師:東北大学 名誉教授 首藤 伸夫
講演2 「秋田県での津波防災対策の現状と課題」 (PDF 1,980KB)
講師:秋田大学大学院 教授 松冨 英夫
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