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第2回秋田港長周期波対策検討委員会を開催しました

  平成25年3月4日(月)、仙台港湾空港技術調査事務所(仙台市)で「第2回秋田港長周期波対策検討委員会」を開催しました。

  秋田港では冬季を中心に長周期波によると考えられる係留索の破断など荷役障害が発生し、その対策が課題となっておりました。

  そのため、平成16年度から「長周期波対策検討委員会」を設置し、机上検討を実施し、平成19年度から全国の港湾に先駆け、捨石堤などによる長周期波対策施設の施工と観測を実施してきました。

  平成24年3月までに計画された施設のうち、防波堤(北)の延伸及び港内消波施設が完成したことから効果検証を行ったもので、12月開催の第1回検討委員会では、対策施設の反射率の解析、荷役稼働率の算定手法の検討について審議を行いました。

  第2回検討委員会では、港湾利用者の声として港内消波施設の整備により港内静穏性が向上しているとの報告がされるとともに、計画段階における検証、整備段階における検証について審議を行いました。

  検証では、計画段階における静穏度解析手法、対策手法の選定・評価方法、配置計画は妥当であり、整備段階についても、長周期波対策施設の設計・施工方法は妥当であったと総括を行いました。

  

※長周期波:波高は小さいものの、周期が30~300秒と長く、非常にエネルギーが大きい波。

委員会の様子 委員会の様子

▲委員会の様子                 ▲委員会の様子