5月28日(日)、秋田市の雄物川河川敷で、
流域8市町村、秋田県、東北地方整備局による総合水防演習が開催されました。
この演習は東北6県の持ち回りで毎年行われており、
行政機関に加え、水防団や自衛隊など、合わせて1,000名以上が参加しました。
水防演習には、石井啓一国土交通大臣、佐竹敬久秋田県知事、
穂積志秋田市長らも参加されました。
▲ 石井啓一 国土交通大臣 開会挨拶 ▲ 佐竹敬久 秋田県知事 開会挨拶
▲ 穂積志 秋田市長 閉会挨拶 ▲ 川瀧弘之 東北地方整備局長 訓示
水防演習では、実際に水害が発生した場合を想定し、
水防団や自衛隊などによる水防工演習(土のう製作)や
避難誘導訓練などが行われました。
それらの訓練の一環として、当事務所が所有する
港湾業務艇「あきかぜ」を出動させる訓練も行いました。
この訓練では、河川から流木が海へと流れ出た場合を想定し、
秋田河川国道事務所長と当事務所長間のホットラインを使用した情報伝達や、
「あきかぜ」からの巡視などの演習を行いました。
▲ 演習の様子(港湾業務艇「あきかぜ」) ▲ 秋田河国 ⇔ 秋田港湾 【ホットライン】
▲ 「あきかぜ」からの巡視
また、この演習と併せて、水防及び防災への意識向上を
図ることを目的とした『防災展』も開催されました。
今回、私たち秋田港湾事務所はこの防災展にブースを出展し、
秋田港の概要や、災害発生時の対応などの説明パネルや模型を展示した他、
津波防災の啓発DVD上映を行いました。
秋田港湾事務所ブースでは、GPS波浪計の模型が特に人気を集め、
多くの方にGPS波浪計の仕組みやその重要性を知っていただくことが出来ました。
ブースを訪れた方々からは、
「GPS波浪計から沿岸まで津波は何分で到達するの?」
「クルーズ船が近年こんなに寄港する様になった理由は何?」
などといった質問があり、港湾行政としての取り組みや防災のシステム
▲ 防災展の様子 ▲ 秋田港湾事務所 ブース
▲ 模型(GPS波浪計) ▲ 模型(GPS波浪計)の展示状況
▲ パネルの展示状況 ▲ DVD上映の様子
来年度の開催地は、山形県の新庄市です。
興味のある方はぜひ足を運んで頂き、演習の様子や防災展を
ご覧になられてはいかがでしょうか。