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津波について

三陸はこれまで、多くの津波の被害を受けてきました。

津波のメカニズム

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津波の発生

海岸や海底が急激に変形すると、海面も瞬間的に同じように変形されることにより津波が生じます。
具体的には海底地震(明治三陸津波・1896年)、海底火山の爆発(明神礁・1952年)、島や海岸付近の火山による大量の溶岩や崖崩れによる土砂などの流入(島原大変肥後迷惑・1793年)などによる海底地形や海岸地形の急激な変化があげられます。

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津波の伝播

地形の急変によって生じた海面の凹凸は重力によってもとの水平面に戻ろうとして振動し、それが波となって四方八方へ伝播します。
海底の傾斜や凹凸の形によって波の伝わる方向が複雑に変化します。
波の伝わる速さは海の深さの平方根に比例します。
太平洋の4000メートルぐらいのところでは時速720キロメートル程度でジャンボジェット級ですが、沿岸の水深が40メートルぐらいにくると時速72キロメートルで自動車並みになります。
また沖で1メートル程度の波高の津波でも三陸のようなリアス式海岸では数十メートルの大きな津波となって押し寄せることがあります。
これは湾の奥が狭く浅くなっているため水の逃げ場がなくなることや、湾との共振共鳴によるものです。

三陸はこれまで、多くの津波の被害を受けてきました。