久慈港 ケーソン据付見学会の実施について

平成24年9月6日午前8時30分頃から、報道関係3社、行政関係者参加の下、久慈港湾口防波堤南堤ケーソン据付工事見学会が開催されました。

この工事では、諏訪下地区のFD(フローティングドック)、海上打ち継ぎ場で製作された約4,600トンのケーソン(鉄筋コンクリート製の函)を、今回の施工現場である湾口防波堤南堤部まで引き船により曳航(船が荷物を引いて航行すること)し据付を行いました。 岩手県内の国直轄の防波堤災害復旧事業で、ケーソン据付が行われるのは宮古港に次いで、今回が2度目となります。 当日は、海象条件が厳しく、当初午前5時からの作業開始でしたが、波が高く安全施工ができないことから、波の落ち着きを待って約3時間あまり遅れての施工開始となりました。 高さ約19m、幅30mケーソンの中から海水を排水する作業の見学から始まり、参加者からは大きなコンクリートの函が浮上したことや、ケーソンが船により引かれていくことに驚きを隠せない状態のまま、湾口防波堤に上陸し今回の据付作業を見学していただきました。 参加者からは、『大きなケーソンなのに、精密な管理をしながらの据付であることにびっくりした』『着実に復旧工事が進んでいることが確認できた』などの感想をいただきました。

 また、今回のケーソン据付の模様は、テレビニュースでの放映・新聞にも掲載され、県民の方々にも復旧工事が着実に進んでいることをお知らせすることができました。 湾口防波堤南堤部のケーソンは、今年度、あと4函の据付を予定しております。地元要請も高いので早期整備を進めていきたい。

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