GPS波浪計GPS波浪計(ブイ)とは、港湾整備に必要な沖合の波浪をGPS衛星を用いて、ブイの上下変動を高精度で計測し、波浪や潮位を観測する装置のことで、地震津波などの長周期波を観測することも可能となり、津波防災にも活用されています。貴重なデータを確実に得られるように、釜石港湾事務所では保守点検などを定期的に行っています。
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沖合波浪観測網岩手県内の重要港湾4港には海象観測機器、地震観測機器などの各種観測装置が設置されています。これらの観測装置により台風・低気圧により発生する高波浪から港湾施設や工事の安全を守るため、また船舶が安全に入出港するために必要な波浪、気象等の情報を取得しています。情報は研究等にも役立てられています。
観測装置の種類
※海象計、GPS波浪計、潮位計で得られたデータは、ナウファスにて閲覧可能です。 |
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GPS波浪計設置による効果 これまで、津波情報は、津波が実際に沿岸に到達するまで、気象庁から発表される津波情報以外にはありませんでした。 ※下の図は釜石港沖に設置したGPS波浪計を例にしたシミュレーションで、津波到達9分前に津波到来をキャッチして地域住民へ情報をお知らせし、被害軽減できるイメージです。 |
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GPS波浪計の設置状況現在岩手県沖のGPS波浪計は、久慈港沖と釜石港沖、宮古港沖にそれぞれ1基ずつ計3基が設置されております。 全国のGPS波浪計設置 |