湾口防波堤が出来るまで

防波堤のつくりかたは、その港の環境条件によってちがってきます。
ここでは、釜石港湾口防波堤のつくりかたを例にとってかんたんに、順番をおって説明していきます。

【1】
石山から基礎石をダンプトラックで運搬し、平田基地で船に積み込みます。
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【2】
基礎石を積んだ船を、防波堤の正確な位置まで移動し、船の底を開いて、海底に落とします。

【3】

【1】【2】の作業を、海底から38メートルの高さ近くまで繰り返します。

【4】
ならし機械を使い、ケーソンが傾かないように、マウンドを平らにならします。
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【5】
泉基地で製作したケーソンの中の水を排水し、浮いたケーソンを船で引いて行き、据え付け位置にきたら、中に水を入れて位置がずれないように注意しながら据え付けます。 05_05.jpg
【6】
据え付けたケーソンを、大きな波がきても動かないように重くするために、中に小さめの石を詰めます。
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【7】
ケーソンの足もとを保護するため、根固めブロックを据え付けます。

【8】
最後に、海面上6メートルの高さまでコンクリートを打って完成です。

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