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「平成23年度 第1回技術発表会(PAT)」を開催しました
技術開発課

 平成24年2月20日、仙台港湾空港技術調査事務所の大会議室において、「技術発表会」を開催しました。
本発表会は、民間等で開発された、新技術や調査成果等を東北の港湾・空港整備に有効活用することを目的に平成16年度より開催しております。今年度は、「災害復旧において活用が図られる技術」をテーマに多数の応募の中から、特色ある次の6件の発表をいただきました。

 

  1. 可動式防波堤:遠隔モニタリングでのピックアップ補修の効率的メンテナンス
  2. 長時間地震時のドレーン改良設計と3.11事例:
    長時間地震時の過剰間隙水圧を想定した地盤強度式の提案
  3. 津波泥土のスラグ成分を添加した高速打撃法による処理:
    泥土に添加材を加えた後、打撃工法によって木材を泥土からの分離事例
  4. 高精度範囲の高圧スラリー噴射: 排泥高の減少の施工事例
  5. 放射線浚渫土の減容化システム:
    高圧フィルタで30μmでの分級により80%のセシウム減少
  6. グランドアンカーでの地震対策工法:
    3.11地震破損の岸壁復旧事例、大水深岸壁の地震動への事前予防事例

 新技術の展開には、既存技術の組み合わせに、きらりと光るもう一工夫がされていると感じられました。今後も港湾・空港の整備を効率的に進めるため、新技術の発表会を開催いたしますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(募集案内は、当事務所HPでお知らせします。)

※PAT:Presentation Assembly on Technological developments

 平成23年PAT写真1 平成23年PAT写真2

※今回のプログラム、発表をPDF形式でご覧頂けます。
プログラム

  1. 可動式防波堤(5.3MB)
  2. 長時間地震時のドレーン改良設計と3.11事例(2.5MB)
  3. 津波泥土のスラグ成分を添加した高速打撃法による処理(3.0MB)
  4. 高精度範囲の高圧スラリー噴射(1.0MB)
  5. 放射線浚渫土の減容化システム(1.8MB)
  6. グランドアンカーでの地震対策工法(3.3MB)