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           相馬港沖防波堤、最終ケーソン据付完了(2016.3.13)


  平成28年3月13日(日)に相馬港において、沖防波堤の最終ケーソン据付が行われました。

  相馬港は、東日本大震災で甚大な被害を受け、沖防波堤の復旧工事を小名浜港湾事務所で実施し、当事務所は、沖防波堤の設計業務を担当し、復旧工事を支援しております。

総延長2,730mの沖防波堤は、基礎石で形成された土台の上に、コンクリート製の函(ケーソン)を並べて構成された構造になっており、船舶航行や荷役作業の安全確保に不可欠な施設です。

 復旧作業は、平成25年3月24日に、1函目のケーソンが据付され、平成28年3月13日に最終の142函目のケーソン据付が行われました。

  最終ケーソン据付に立会を行った当事務所の職員から、「震災から5年の節目に、最終函の据え付に立会ができ、復興を実感することができた」、「書面では感じることのできないケーソンの大きさや迫力を実感することができた」、「据付の様子を近くで見学でき、貴重な体験となった」などの感想があり、当事務所の設計支援が、構造物となって復旧工事に貢献している事を実感しました。

今後は、消波ブロック設置やケーソン上部工の作業を行い、平成29年度の沖防波堤復旧に向け作業が行われる予定です。

 

▽参考リンク(小名浜港湾事務所Facebook

https://www.facebook.com/onahama.pa.thr.mlit.go.jp

 

 

                               ケーソン1               
                                △ 据付位置に移動するケーソン

                    

                               ケーソン2             
                                 △ ケーソンを押込む作業