トピックス

        

               むつ小川原港ドックゲートを修理しました(2016.12.12) 


 むつ小川原港ケーソンヤード施設の一部であるドックゲートを、17年ぶりに横浜港にある造船所で大規模な修理を行いました。

 むつ小川原港ケーソンヤードは、ドライドック式ケーソンヤードで、幅21m×長さ24mのケーソンを10函同時製作可能で、昭和58年に完成した施設です。

 ドックゲートは海とドックの間に据付け、ドック内を空にする事により海側からの水圧によって水を堰止める機能を持っています。

 造船所での修理は、塗装や、排水ポンプ等の分解整備に取り掛かるとともに、内外部の状況を詳細に点検を行いバラストタンク等発錆が確認されたが、ドックゲート本体の著しい板厚減少が無く、良好な状態であることが確認できました。

 むつ小川原港ケーソンヤードは、東日本大震災において大きな被害があった、八戸港の防波堤復旧事業に、当施設で製作したケーソンを使用することで、早期復旧することに貢献できました。仙台技調は今後も、八戸港、むつ小川原港の発展のためケーソンヤード施設維持のため支援していきたいと思います。

 

                 doggate.jpg  
                                     △ドッグゲート据付作業

                 doggateuchigawa.jpg  
                                     △ドッグゲート据付(陸側)

                   
                                     △ケーソンヤード全景