韓国航路が新規開設

~仙台塩釜港 外貿コンテナ定期航路数が過去最高の9航路に~

 

■ 歓迎セレモニー状況

 4月19日(水)、仙台国際貿易利用推進協議会(宮城県、仙台市、仙台商工会議所)は、仙台港区高砂コンテナターミナルにて韓国と仙台を結ぶ新規外貿コンテナ定期航路開設の歓迎セレモニーを開催しました。

 歓迎セレモニーでは、仙台塩釜港湾事務所の鈴木正彦所長より「アジアのハブ港である釜山とのつながりが強まり、東北に立地する企業の利便性が向上し、農産物などの新たな販路開拓の可能性が広がる」と挨拶があり、また、船社運航代理店である三栄海運(株)山池輝晴社長は、「東日本大震災の復興需要に引っ張られ、仙台港にさまざまな荷物が集まるようになった」とコメントされました。

 

【第1便入港船舶の概要】

1)船名 MAGNA(マグナ)

2)全長 115.3メートル

3)総トン数 5,403トン

4)コンテナ積載能力 556TEU

 ※TEU(twenty-foot equivalent unit)とは、20フィートコンテナを1としたコンテナ個数の単位

(40フィートコンテナは2TEU)となる

 

【取扱貨物概要】

 輸入品:家電製品、自転車(中国)、電化製品(ベトナム)、天然ゴム(インドネシア)

 輸出品:フィルムテープなど

 


接岸状況


歓迎セレモニー記念撮影


コンテナ荷役状況


三栄海運(株)山池輝晴への取材状況

■仙台塩釜港におけるコンテナ取扱貨物情勢

 昨年から新規外貿定期コンテナ航路が4航路増、内航便数が1便増と過去最高の航路数及び便数更新しました。コンテナ取扱貨物量も平成27年(速報)では、過去最高の22.5万TEUを更新し、今後も定期航路増加の後押しを受け、伸びることが見込まれています。

 歓迎セレモニー当日も、コンテナ船3隻同時接岸と高砂コンテナふ頭では活気づいており、今後の需要増加に対応出来るべく、港湾ユーザーの使いやすい港整備が求められております。 

※H28.4.12現在


取扱貨物量の推移(単位:TEU)