『松島湾アマモ花枝(種)採取会とアマモ場の生き物観察 in 桂島』に参加しました!

 6月2日(日)、松島湾アマモ再生会議が主催する『松島湾アマモ花枝(種)採取会とアマモ場の生き物観察in桂島』が今年も開催され、当事務所からも所長以下10名が参加しました。当日は天気・気温とも良好で、すがすがしい陽気の中、親子連れを中心に約60名の参加者がアマモの花枝(種)採取を体験しました。

 

~アマモとは~

 アマモは、海の中で花を咲かせて種をつける海草の一種です。『海のゆりかご』とも呼ばれるアマモ場では、稚魚の隠れ処や産卵場所になる他、海の汚れを減らし、また海の生き物のエサになる等、いろいろな役割を果たしています。

 東日本大震災で減少してしまった松島湾のアマモ場を再生させることを目的に「松島湾アマモ場再生会議」が平成24年に発足し、毎年アマモ場の再生活動に取り組んでおり、当事務所も地域の方々と協力して活動を行っています。


位置図

□当日の様子

 参加者は船に乗って桂島へと移動し、松島湾アマモ場再生会議の方々からアマモの種の探し方や、海での注意事項を教わったあと、各々海へ入り、花枝の採取を行いました。なお、今回集めた種は、袋に入れて芽が出る秋頃まで海の中で保管しておきます。


桑原商工会議所会頭のあいさつ

アマモの花枝(種)採取状況

桂島へ上陸する参加者親子

今回採取したアマモの花枝(種)

アマモ場は小魚などの生き物を育んでいます。その生き物たちを観察するため、親子で力を合わせ、地引き網をしました。網の中にはタツノオトシゴやハゼの子供など、たくさんの小魚が入っており、子供たちは普段見ることの無い海の生物を見て歓声を上げていました。実際に海の生き物を見、手で触れることで、海のゆりかごとしてのアマモの大切さが実感できたことと思います。


親子みんなで力を合わせて地引き網

網の中の生き物を探す子供たち


タツノオトシゴも発見!

松島湾アマモ場再生会議では、毎年8月の夏休み期間中に海辺の体験学習として、海の生き物を観察する「親子で学ぶ松島湾の海辺」を開催しているほか、秋には今回集めた種を選別して種を撒くイベントなどが予定されておりますので、今後もたくさんの方々に松島湾の海の豊かさを取り戻す活動にご参加いただければ思います。

参加者全員での集合写真

興味のある方は下記へ連絡してください。

『松島湾アマモ場再生会議』