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岸壁の役割を知ろう

更新日:2020年9月28日

岸壁は、船が安全に荷物を積みおろししたり、人をわたすための施設です。

今はコンクリートや鉄骨などを使ってつくられますが、自然の岩場や砂浜などを利用していた昔は、大きい船は陸地に近よることができませんでした。

その後、明治時代後半の築港修築運動、大正時代の鮫漁港修築、昭和に入ってからの商港整備がありましたが、今の八戸港のようになる一番大きなきっかけは、昭和39年(1964年)の新産業都市に指定されたことです。

これで臨海工業地帯として大きく姿を変え、砂浜と松原がつづく八太郎海岸は、たくさんのふ頭を持つ第二工業港になりました。

八戸港全体のふ頭には、43の公共岸壁のほか、フェリー等企業の専用岸壁が29で、合計72もの岸壁があるのです。

もっとも長いのは八太郎1号ふ頭D・E岸壁で合計540メートル。

もっとも深いのは河原木2号ふ頭A岸壁で水深14メートルもあります。

しかし上には上があり、横浜港の南本牧ふ頭には日本で一番深い、水深18メートルの岸壁があります。

  • 湊川口

    岸壁もなかった明治30年代の湊川口(今の新井田川河口)

  • 八太郎1号ふ頭

    八太郎1号ふ頭工事

  • 河原木2号ふ頭A岸壁

    水深14メートル、長さ280メートルで、5万トンの船がつけられる河原木2号ふ頭A岸壁

  • 八太郎2号ふ頭J岸壁

    水深13メートル、長さ260メートルで、5万トン(DWT)の船がつけられる八太郎2号ふ頭J岸壁(DWT=積むことのできる貨物の最大重量)