防波堤のつくり方
更新日:2020年10月6日
岸からはなれた防波堤を見ると、一体、どうやってつくるのか不思議に思いますね。
その答えは防波堤の本体になるケーソンのつくりかたにあります。
ケーソンはコンクリートでできていますが、中はいくつかに区切られた空洞の部屋になっていて海に浮かび、沖まで運ぶことができるのです。
以下に防波堤ができるまでの順番を紹介しましょう。
- 陸上のケーソンヤードでケーソンをつくります。
- 石運搬船(ガット船)で運んだ石を海底に投げ入れ、潜水士がその石を平らにならして土台(基礎)をつくります。
- 引き船でケーソンを運び、空洞に水を入れて沈め、土台の上にすえつけます。
- ケーソンの中に砂を入れます。
- その上をコンクリートでふたをします。(ふたコンクリート)
- 被覆石と根固めブロックで、ケーソンの足元を固めます。
- 消波ブロック(テトラポッド)をすえつけます。
- ケーソンの上にコンクリートを打ちます。(上部コンクリート)
ケーソン