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港で働く人

更新日:2020年9月10日

港にはいろいろな仕事をする人がたくさんいます。
たとえば、観光船を案内する人、船の荷積みを監督する人、防波堤の工事をする人、漁師さんのように魚をとる人、海の安全を守る人などたくさんの人が働いています。
ここでは、釜石港を中心にどんな人たちが、どんな場所で働いているのか紹介します。

ランプウェイで働く人

ランプウェイ

ケーソンを防波堤に据付けた後、ケーソンの上部部分を作るときにコンクリートをたくさんつかいますが、このコンクリートを運ぶミキサー車などを大量に運ぶ船をランプウェイといいます。
この船には、船長さんや車を誘導する人、船を操作する人など数人が乗っています。
ミキサー車はコンクリートを積み、船に乗ります。
その後、防波堤をつくる場所までランプウェイで行きコンクリートを流し込みます。
コンクリートがなくなると、またランプウェイで港まで帰り、コンクリートを積みにいきます。
それを1日に何回も繰り返し、ケーソンの上部部分を作るためにコンクリートを運んでいます。
注:ケーソン:湾口防波堤をつくるための大きな鉄筋コンクリートの箱のようなものです。
釜石湾のケーソンは高さ30メートルもあります。
ケーソン自体は、泉作業基地で作られていて防波堤に据付ける時は、ケーソンを浮かべて船で引っぱって行きます。

起重機船オペレーター

起重機船オペレーター

重いものや大きな物を持ち上げる起重機船にはクレーンがついています。
そのクレーンを操縦する人がオペレーターです。
ケーソン据え付けの時などにクレーンは大活躍します。

港で工事をする人

係船柱修理

写真は「係船柱」の復旧工事をしている人たちです。
係船柱とは、岸壁に横づけされた船が動かないようにロープで固定する大事な柱です。
小さな係船柱でも、ショベルカーをつかったり、古いコンクリートを砕いたりと、たくさんの人と手間がかかっています。
岸壁を修理する人たちは、冷たい風の中でも、暑い日差しの中でもいっしょうけんめい働いています。

港の近くで漁をする人

  • ワカメ漁の様子

    ワカメ漁の様子

  • ワカメの塩もみ

    ワカメの塩もみ

  • 毛ガニを網からはずす人

    毛ガニを網からはずす人

港には、魚やワカメ、コンブなどの漁をする人たちがたくさんいます。
朝の漁から帰ると、その後の作業がたくさんあります。
写真は、ワカメ漁の様子と、海からあがったワカメの塩もみをしているところ、網にかかった毛ガニをていねいにはずしているところです。

巡視船で働く人

巡視船内

釜石港には海を警備する「きたかみ」と「きじかぜ」という海上保安部の船が停泊しています。
この船に乗っている人たちは、海上で船の火災が発生したとき、船がてんぷくしたとき、海で事件がおこったときなど、警察と同じように救助やとりしまりを行うことができます。
ふだんはパトカーと同じように、海の上を巡回しながら、海の警備を行っています。
また、海の110番ともいえる、海の緊急時の連絡先は「118番」になっています。

船を修理する人

  • 船のロープ修理

    船のロープ修理

  • 油をさす人

    油をさす人

油をさす人港には、たくさんの船が係留しています。
船での1日の仕事が終わると修理や、手入れをするのが日課になっています。船はそれだけ大事な仕事をしています。
写真は、船を係留するためのロープを修繕しているところと、ロープを巻つける部分に油をさしているところです。

 

港で働く人についてお知らせします。