湾口防波堤が出来るまで
更新日:2020年9月10日
防波堤のつくりかたは、その港の環境条件によってちがってきます。
ここでは、釜石港湾口防波堤のつくりかたを例にとってかんたんに、順番をおって説明していきます。
- 石山から基礎石をダンプトラックで運搬し、平田基地で船に積み込みます。
- 基礎石を積んだ船を、防波堤の正確な位置まで移動し、船の底を開いて、海底に落とします。
- 1.2.の作業を、海底から38メートルの高さ近くまで繰り返します。
- ならし機械を使い、ケーソンが傾かないように、マウンドを平らにならします。
- 泉基地で製作したケーソンの中の水を排水し、浮いたケーソンを船で引いて行き、据え付け位置にきたら、中に水を入れて位置がずれないように注意しながら据え付けます。
- 据え付けたケーソンを、大きな波がきても動かないように重くするために、中に小さめの石を詰めます。
- ケーソンの足もとを保護するため、根固めブロックを据え付けます。
- 最後に、海面上6メートルの高さまでコンクリートを打って完成です。