湾口防波堤豆知識
更新日:2020年9月16日
基礎石の重さは?
湾口防波堤をつくる時、使われている基礎石のうちで、最も重いものは1コ約800キログラムあります。
注: 軽自動車1台分の重さと同じ。
1トンとはどれぐらい重いのですか?
1トンの重さとは1リッポウメートル(たて1メートル、よこ1メートル、高さ1メートル)の箱に水を入れた重さと同じです。
注:1リットルの牛乳パックを1000コ集めた重さと同じ。
ちなみに、ケーソンの重さは、1コ16,000トンあります(ジャンボジェット機約44機分と同じ重さ)。
湾口防波堤に使われているコンクリートの強さはどれぐらいですか?
24ニュートン・パー・へいほうミリメートルです。
これは、1メートル四方に10トンの象が240頭乗ったときの力でもこわれない強さです。
湾口防波堤の港外側に四角い穴があいていますが、なぜあいているのですか?
四角い穴の部分をスリットといい、穴のあいたケーソンをスリットケーソンと呼びます。
スリットとは英語ですき間を意味します。
スリットは、防波堤にあたる波の力を分散して弱める効果があり、海岸などで見かける消波ブロック(テトラポッド等)と同じ働きをします。