メニューにジャンプコンテンツにジャンプ

トップページ > 新年のごあいさつ

新年のごあいさつ

更新日:2022年1月5日

   令和4年の年頭にあたり、謹んでごあいさつを申し上げます。
   昨年も一昨年に続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、社会経済活動に大きな影響がありました。私ども釜石港湾事務所では、基本的対策のほかテレワークの実施や見学会・防災訓練では少人数化を図るなど、感染症対策を徹底しながら業務に取り組んでおります。

 

   当事務所では、これまで岩手県内4つの重要港湾の復興事業に取り組み、経済インフラである港湾を利活用した地域経済の活性化を後押ししてまいりました。
   現在は、久慈港および宮古港の整備を進めており、久慈港では、湾口防波堤北堤側の延伸を加速させ、津波防災力や港内静穏度の向上を目指し整備を進めております。宮古港では、災害復旧と併せて整備を実施していた竜神崎防波堤が昨年3月に完成しました。また、宮古港予防保全事業として、最新の気象条件による波浪にも耐えられるよう藤原防波堤の改良工事を進めております。

 

   昨年12月には、全線開通した復興道路・復興支援道路により高速道路ネットワークが構築され、岩手県の主要産業集積地である内陸部と港湾が直結し、港湾の利用企業数が目に見えて増加しており、三陸沿岸地域の復興・創生の歩みが着実に進んでいるものと実感しております。

 

   また、昨年はコロナ禍によりクルーズ船の寄港が多数中止となる状況でしたが、昨年11月には宮古港に「にっぽん丸」が寄港し、県内各地へ赴く様々なツアーが実施され、多くのお客様に岩手県の魅力を直接肌で感じていただけたものと考えております。今後も水際での感染症対策をしっかりと行いながら、安心・安全なクルーズ船の寄港により、三陸沿岸地域に笑顔と活気が与えられることを期待しております。

 

   本年も引き続き、沿岸地域のさらなる発展のため取り組んでまいりますので、港湾整備をはじめとする港湾行政全般へのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 
令和4年1月

釜石港湾事務所長小杉宜史