防波堤のつくりかたは、その港の環境条件によってちがってきます。ここでは、釜石港湾口防波堤のつくりかたを例にとってかんたんに、順番をおって説明していきます。
【1】石山から基礎石をダンプトラックで運搬し、平田基地で船に積み込みます。
【2】基礎石を積んだ船を、防波堤の正確な位置まで移動し、船の底を開いて、海底に落とします。【3】【1】【2】の作業を、海底から38メートルの高さ近くまで繰り返します。
【4】ならし機械を使い、ケーソンが傾かないように、マウンドを平らにならします。
【8】最後に、海面上6メートルの高さまでコンクリートを打って完成です。