港湾用語集
更新日:2022年3月3日
あ
用語 |
解説 |
アンカー |
海の上に浮かんでいる船を固定する錨(いかり) |
アンローダ |
クレーンのひとつで、岸壁において船から鉱石や石炭などのバルク貨物(ばらばらの荷物)を陸揚げする機械。 |
ウォーターフロント |
日本語で言えば水際の意味だが、最近では、都市の新たな開発区域としての港湾、臨海部を指して使われる。 |
浮き桟橋(さんばし) |
船を停泊する施設のひとつで、箱型の浮体を用いたもの。潮位差の大きいところに設けられる。 |
埋立(うめたて) |
海底を掘った土砂や山から採った土砂などで海を埋めて陸にすること。 |
上屋 |
荷揚げした貨物や船に積み込む貨物を一時的に保管するための施設。 |
エプロン |
岸壁(がんぺき)の陸側から、上屋や野積場等までのスペース。 |
LNG船 |
LNG(液化天然ガス)を運搬する船。 |
沖合人工島 (おきあいじんこうとう) |
陸からはなれた海上につくられる埋め立て地のこと。 |
か
用語 |
解説 |
ガット船 |
海底の砂を採取し運搬したり石材を運搬したりするためにグラブが付いた運搬船。 |
岸壁(がんぺき) |
貨物の積み卸しや船客の乗降のために船が停泊する施設。 |
ガントリークレーン |
橋桁の両端に2本の車輪を設け、地上のレール上を走行する構造のクレーンのことで、主にコンテナの積み卸しに利用される。 |
基礎捨石(きそすていし) |
ケーソンなどを海に設置する時などに下に敷く石のこと。 |
喫水(きっすい) |
海に浮かぶ船の船底から水面までの高さ。 |
ギャング |
船内で貨物の積み卸しを行い作業班の単位。一般的に1ギャングは10名程度で構成される。 |
車止め |
駐車場に有るものと同様で、埠頭内において、海への自動車の落下を防止するために設置される。 |
係留施設 |
貨物の積み卸しや船客の乗降のために船が停泊する施設。岸壁、さん橋などの種類がある。 |
ケーソン |
鉄筋コンクリートでつくった箱状または円筒状のかたまりで、防波堤や岸壁の一部として利用される。 |
航路 |
船が安全に通れるように整備された海の道のこと。右側通行、追い越し禁止など、船は港則法とルールに従って航行している。 |
港湾管理者 |
法律(港湾法)に基づき港を作って、管理する公共的責任者。 |
港湾区域 |
港湾の利用や管理に必要な水面を指す。船が通行するための航路や、停泊するための泊地、荷物の積み卸しのため岸壁に船を着ける水面などがある。 |
護岸 |
波による陸の浸食を防止するために設置する構造物のこと。 |
国際海上コンテナターミナル |
岸壁水深-12メートル以上、奥行き300メートル以上でかつ高能率な荷役機械を備えたコンテナターミナルのこと。 |
国際拠点港湾 |
重要港湾の内、外国との貿易を進める拠点として特に重要と定められた港。 |
国際ハブ港湾・ハブポート |
海上輸送の拠点となる港。ここに各地域の港湾に出入りする貨物を集め超大型コンテナ船で一括大量輸送を行う。そのため大水深コンテナターミナルを必要とする。 |
コンテナ |
貨物を効率よく運ぶための入れ物となる箱のこと。アルミ製が主流。サイズは長さで表示され、10(約3メートル)・20(約6メートル)・40(約12メートル)フィートが主流。 |
コンテナターミナル |
コンテナ輸送方式における海上輸送と陸上輸送の接点である埠頭のこと。船へのコンテナの積み卸しや、コンテナの保管・輸送、これに要する各種荷役機械の管理等をつかさどる一連の施設をもった地域。 |
コンテナヤード |
コンテナを船から積み卸したり、トラックに積み卸したり保管したりする場所。 |
さ
用語 |
解説 |
地盤改良 |
丈夫な岸壁や護岸など作るため、地盤が柔らかい場合に、砂の中の水を抜き堅い地盤にすること。 |
シーバース |
タンカーなどの大型船が海に停泊する場所。 |
シャーシ |
コンテナを乗せて自動車で牽引するための台車のこと。 |
重要港湾 |
国際海上輸送網または国内海上輸送網の拠点となる港湾や、その他、国の利害に重大な関係を有する港湾で政令で定められたもの。 |
浚渫(しゅんせつ) |
船が安全に航行したり停泊したりできるように海底の土砂を掘って深くすること。 |
消波ブロック |
波の力から防波堤(ぼうはてい)や岸壁(がんぺき)を守るために、波を砕いて波の力を抑えるコンクリートブロック。テトラポッド等。 |
信号灯 |
船にさまざまな信号を送る設備のこと。船が港に出入りする際の目印となる。 |
ストラドルキャリア |
コンテナを移動させる専用の運搬車両で、コンテナをまたいで、その車輪の間にコンテナを抱えて走行する。 |
静穏度 |
港内の航路、白地の静穏の度合いのこと。船が運航したり係留する際の安全性を表す値。 |
た
用語 |
解説 |
耐震強化岸壁 |
大規模な地震が発生した場合でも一定の機能を維持できるように通常のものより地震に対する強度を強化した岸壁。 |
高潮 |
台風や発達した低気圧の接近により、海水面が異常に高くなる現象。 |
タグボート |
小回りの利かない大型船を押したり引いたりし、向きを変える場合などの補助を行う小型船。 |
直轄事業 |
国が地方公共団体等の手を介しないで自ら行う事業のこと。 |
TEU |
20フィートコンテナに換算したコンテナ個数を表す単位で、20フィートコンテナは1TEU、40フィートコンテナは2TEUとなる。 |
灯台(とうだい) |
港の入り口や港などに設けられる航路標識の一つ。灯火の標識を出して船に位置を知らせたり航路を指示したりする。 |
ドック |
船の建造や修理、コンクリートケーソンの製造に使われるスペース。 |
トランシップ |
港から港までを一つの船で運ぶのではなく、途中で積み替えて運ぶこと。 |
トランスファークレーン |
コンテナヤードでコンテナを積み重ねたり積み下しをする橋型のクレーン。 |
トランパー |
定期的な航路を定めず、貨物の有無によって不定期に航行する船。 |
ドルフィン |
船が係留するために、海上に複数の杭を打ち造られる施設。 |
トン数 |
船の大きさを表す単位。船の内部の容積をあらわす。 |
な
用語 |
解説 |
荷役機械 |
荷物の積み卸しや仕分けなどの作業に使用する機械の総称。 |
ノット |
船の速度を表す単位で、1ノットは1時間に1海里(1,852メートル)進む速さ。 |
は
用語 |
解説 |
バース |
港内で貨物の積み卸しを行うために船が停泊する場所。 |
ハイブリットケーソン |
鋼板と鉄筋コンクリートを合わせて造るケーソンのこと。 |
泊地(はくち) |
船が安全に停泊できる海域のこと。 |
バルク貨物 |
穀物・石炭などのように包装せずに積み込まれる貨物。バラ積み貨物ともいう。 |
ビット |
船を岸壁に停める際にロープを巻き付けるフックのこと。 |
避難港 |
暴風雨の際に、小型の船が避難することを主な目的とする港。 |
複合一貫輸送 (ふくごういっかんゆそう) |
貨船やトラック、鉄道などの複数の輸送手段を組み合わせて輸送すること。 |
浮標(ふひょう) |
海の標識、いわゆるブイ。航路などの位置を知らせる航路標識用と、船をつなぎとめる係船用がある。 |
プレジャーボート |
ヨットやモータボートなどのスポーツやレクリエーションで使う船の総称。 |
防潮堤 |
海水が陸へ侵入するのを防ぐための堤防や護岸。 |
防波堤 |
港の外から来る波が港の中に侵入することを防ぎ、船や施設を守るために設置される構造物。 |
ま
用語 |
解説 |
マリーナ |
ヨットやモータボートなどのプレジャーボートを停泊・保管する施設。 |
実入りコンテナ |
荷物が積み込まれている状態のコンテナ。 |
水先案内(みずさきあんない) |
船が港や航路を航行する時、船長に代わり、船を安全に誘導すること。 |
モーダルシフト |
公害の負荷が大きいトラック輸送から、公害の負荷が小さい船や鉄道による輸送に切り換えること。 |
や
用語 |
解説 |
養浜(ようひん) |
海岸に砂を足したり、突堤を築いて砂を溜めたりして、海岸を造成すること。 |
ら
用語 |
解説 |
ライナー |
決まった航路に定期的に航行する船。定期船。 |
リキッドバルク |
バルク貨物(ばら積み貨物)のうち、石油や科学薬品など液体の貨物のこと。 |
臨港地区 |
港湾の利用や管理に必要な陸域のことで、建物の建設などについて港湾管理者が規制を行うことができる。 |
臨港道路 |
港湾区域において、円滑な輸送を行うための幹線道路。 |
ロジスティクス |
原材料の調達から製造・販売までの物の流れを合理化すること。 |
リーファーコンテナ |
内部に冷凍機を設置し、荷物の温度を一定に保つことができるコンテナ。 |
RORO船 |
荷物をトラックやフォークリフトで積み下ろすために、車が乗り込む入口がある船。 |
わ
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(東北地方整備局調べ)