岩手県の港湾と空港
更新日:2024年3月15日
久慈港【重要港湾】
PKS荷役状況
久慈港は岩手県沿岸北部に位置し、古くから漁業の拠点として栄え、昭和30年代以降は鉱産品や林産品等を取り扱う港として発展しており、半崎地区には平成5年(1993年)に国家石油備蓄基地が建設されている。
湾口地区では三陸沿岸に幾度となく押し寄せる津波から人命や財産を守ること、港内の静穏度を向上させることを目的に湾口防波堤の整備を進めている。
平成17年(2005年)に久慈地下水族科学館「もぐらんぴあ」がみなとオアシスに登録された。東日本大震災で全壊したが、平成28年(2016年)4月に震災前と同じ半崎地区に再建し営業を再開しており、地域の観光振興の柱となっている。
令和3年(2021年)9月に久慈市沖が再エネ海域利用法に基づく促進区域の指定に向けた「一定の準備段階に進んでいる区域」に整理され、沖合における洋上風力発電導入への期待が高まっている。
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宮古港【重要港湾】
クルーズ船寄港歓迎の様子
宮古港は岩手県沿岸中央部に位置し、古くから三陸沖の漁業基地として栄え、以降は窯業や鉱業、木材工業等の企業が立地し原材料等を取り扱う港として発展した。
東日本大震災以降、三陸沿岸道路や宮古盛岡横断道路の整備効果によりクルーズ船寄港が増加している。
日立浜地区には県内有数の観光スポットである浄土ヶ浜があり、平成17年(2005年)に出崎地区の「シートピアなあど」がみなとオアシスに登録されレクリエーションゾーンの創造を目指している。また、令和4年(2022年)に新たな遊覧船「宮古うみねこ丸」発着所や公園が整備され、三陸エリアの観光拠点として賑わっている。
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釜石港【重要港湾】
コンテナターミナル
釜石港は岩手県沿岸南東部に位置する天然の良港で、古くから漁業基地として栄え、明治7年(1874年)に国営製鉄所が建設されたことを契機に産業拠点として発展した。
平成23年(2011年)7月に国際フィーダーコンテナ定期航路が就航、また、平成29年(2017年)に大阪府堺泉北港からガントリークレーンが譲渡され、韓国・中国を結ぶ外貿コンテナ定期航路が就航している。
平成21年(2009年)に完成した湾口地区の湾口防波堤は、東日本大震災で大きく被災したが平成30年(2018年)3月に復旧完了した。
令和元年(2019年)9月に、「魚のまち釜石」を発信し、地域の賑わい創出に取り組む「魚河岸テラス」を代表施設とした「みなとオアシス釜石」が登録された。また、東日本大震災以降、釜石自動車道や三陸沿岸道路が開通しており、今後も物流や観光の拠点としての役割が期待されている。
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大船渡港【重要港湾】
コンテナ荷役状況(大船渡市提供)
大船渡港は岩手県沿岸南部に位置する天然の良港であり、セメント関連貨物や木材、石油等を取り扱う港として発展した。現在、港内には大規模なセメント工場が立地しており、東北を代表する製造拠点となっている。
平成25年(2013年)には国際フィーダーコンテナ定期航路が就航しており、家具装飾品や製紙・パルプなどの物流拠点として利用されている。また、令和2年(2020年)12月に脱炭素化及び循環型社会実現の取り組みの一環として、内航コンテナ静脈輸送航路が就航した。
大船渡港の湾口防波堤は、日本初の津波防波堤として昭和42年(1967年)に完成した。東日本大震災で大きく被災したが平成29年(2017年)3月に復旧完了した。
令和元年(2019)年5月には、観光案内や市民の交流、震災学習の場としての機能を持つ「おおふなぽーと(大船渡市防災観光交流センター)」を代表施設とした「みなとオアシスおおふなと」が登録されており、今後も物流や観光の拠点として期待されている。
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八木港

- 地方港湾
- 港湾管理者:岩手県
- 所在市町村:洋野町
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小本港

- 地方港湾
- 港湾管理者:岩手県
- 所在市町村:岩泉町
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管内の空港施設
名称 | 設置・管理者 | 種別 | 滑走路長(メートル)×滑走路幅(メートル) | 供用開始時期 | 所在市町村 |
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花巻空港 | 岩手県 | 第三種 | 2,000×45 | 昭和58年3月1日 | 岩手県花巻市 |
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