岩手県の港湾と空港
更新日:2022年6月14日
久慈港【重要港湾】
珪石荷役状況
久慈港は岩手県北部沿岸に位置し、古くから漁業の中心として栄え、昭和30年代より漁業に加え、背後から鉱産品及び林産品等の搬出港として発展してきました。
現在は諏訪下地区を中心とした物流拠点としての性格が強くなってきており、また、半崎地区においては平成18年(2006年)5月に造船業が進出するなど雇用拡大や関連産業の振興などの波及効果が期待されるところです。
今後は、津波対策と港内の荷役稼働率向上のため湾口防波堤の整備を促進するとともに、湾口防波堤整備による広大な静穏水域の有効利用や、国家石油備蓄基地完成を契機とした県北地域開発の中枢機能を備えた新たな港湾として、快適な港湾環境の創造と併せた整備を図ります。
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宮古港【重要港湾】
コンテナ荷役状況
宮古港は岩手県沿岸のほぼ中央に位置し、国鉄山田線の開通、関伊川筋の電源開発等背後地の開発が促進されたことにより、窯業、鉱業、木材工業等の企業が相次いで立地し、原材料等の搬入港として発展してきました。
その後、内陸の交通体系の整備と併せ、盛岡地区への流通拠点として藤原地区において公共埠頭の整備を進めるとともに、物流機能効率化を図り、平成9年(1997年)から岩手県初のコンテナ船が就航しています。
また、神林地区ではレクリエーション機能の充実と共に、マリーナ整備を行い、港湾の効率的利用実現へ向けて機能分担を図っています。
今後は、藤原地区での物流拠点としての機能拡充の他、出崎地区において新たに観光船ターミナルの整備等の再開発計画を進めることとしています。
また、平成15年(2003年)11月にオープンした「シートピアなあど」 は、平成17年(2005年) に道の駅及びみなとオアシスに認定されており、観光と交流などのレクリエーションゾーンとなっています。
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釜石港【重要港湾】
コンテナ荷役状況
釜石港は岩手県の南部沿岸に位置する天然の良港であり、明治7年(1874年)国営製鉄所が建設されたことにより発展してきた港です。
その後、内陸交通の整備に伴い、鉱産品、金属品等物資の流通が一層促進され、石油配分基地、鉄鋼関連企業のための工業用地整備等に併せて港湾機能の拡充を行ってきました。
平成15年(2003年)4月に総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)に指定され、リサイクル関連企業やオートリサイクルセンターの設立など、新たな事業が展開されています。
湾口防波堤は、津波被害からの防護と広大な静穏水域による新たな事業展開の創出に寄与することを目的として昭和53年(1978年)から整備を開始し、平成20年度(2008年度)に完成を迎えました。
また、平成19年度(2007年度)には須賀地区多目的国際ターミナル(-11メートル)及び耐震強化岸壁(-7.5メートル)が完成し、平成23年(2011年)7月には国際フィーダーコンテナ定期航路が
開設されています。
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大船渡港【重要港湾】
クルーズ客船寄港状況
大船渡港は、岩手県沿岸の最南部に位置し、昭和32年(1957年)5月、東北開発関連法制定以来、本港の重要性が増し、セメント、木材、石油等の搬入港として発展してきました。
また、昭和35年(1960年)のチリ地震津波を契機に、湾口部に我が国初の津波防波堤が整備されました。
現在は、将来の取扱貨物量の増加及び物流コスト低廉化に対処するため、永浜・山口地区の公共埠頭を整備中であり、平成20年度(2008年度)には岸壁(-13メートル)が完成しました。
将来計画としては、現在主要埠頭である茶屋前地区において美しい港湾空間形成のための再整備を進めるとともに、海洋性レクリエーション機能の充実、緑地整備等港湾環境の向上を図ることとしています。
また、平成19年(2007年)に韓国・釜山港との間に岩手県内初となる国際定期コンテナ航路(休止中)が開設され、平成25年(2013年) 9月から国際フィーダーコンテナ定期航路が開設されています。
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八木港

- 地方港湾
- 港湾管理者:岩手県
- 所在市町村:洋野町
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小本港

- 地方港湾
- 港湾管理者:岩手県
- 所在市町村:岩泉町
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管内の空港施設
名称 | 設置・管理者 | 種別 | 滑走路長(メートル)×滑走路幅(メートル) | 供用開始時期 | 所在市町村 |
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花巻空港 | 岩手県 | 第三種 | 2,000×45 | 昭和58年3月1日 | 岩手県花巻市 |
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