宮城県の港湾と空港
更新日:2024年3月7日
仙台塩釜港:仙台港区【国際拠点港湾】
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コンテナ荷役状況
仙台塩釜港仙台港区は、昭和39年(1964年)3月に新産業都市「仙台湾地区」の指定を受け、臨海型工業の拠点として開発された港湾であり、平成24年(2012年)10月には従来の仙台塩釜港、石巻港、松島港各港の機能の分担・強化を図るため、3港を統合した。
中国・韓国・ロシアを結ぶ外航コンテナ航路、京浜港を結ぶ国際フィーダー航路、苫小牧港を結ぶ内航フェリー航路、関東・関西・北海道を結ぶ内航RORO船航路があり、東北地方最大の物流拠点として位置づけられている。
向洋地区の岸壁(-14m)は、RORO貨物やバルク貨物の混在により稠密な利用状況となっていた中野埠頭の状況を改善するため、雷神埠頭の増深及び一部耐震化で整備し、平成29年(2017年)12月より高松2号ふ頭として供用開始また。現在、向洋地区の岸壁(-14m)において、高砂コンテナターミナルで取扱うコンテナ貨物の増加に伴う岸壁延長不足及びターミナルの狭隘化へ対応のため、岸壁の延伸整備等によるふ頭再編改良事業を行っており、東北地方の産業・物流ネットワークの拠点としての役割が期待されている。
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仙台塩釜港:塩釜港区【国際拠点港湾】
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マリンゲート塩釜
仙台塩釜港塩釜港区は、江戸時代に藩主伊達政宗により港の整備が進められ、四代藩主綱村の特別保護策のもとに繁栄した。平成24年(2012年)10月には従来の仙台塩釜港、石巻港、松島港各港の機能の分担・強化を図るため、3港を統合した。
現在は物流の効率化に伴う船舶の大型化等の影響を受けながらも、小型バルク貨物の集積拠点としての役割を持つ。
令和5年度(2023年度)に、老朽化と背後地の狭隘化を解消するため、既存施設を改修し、新たな岸壁及びふ頭用地の整備を行い供用開始した。
平成23年(2011年)の東日本大震災時には、エネルギー輸送拠点としていち早く機能回復が図られ、市民や救助活動組織へ燃料を届けるという大きな役割を果たした。今後も地域の産業や暮らしを守るための機能強化を進めていく。
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仙台塩釜港:石巻港区【国際拠点港湾】
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原木荷下状況
仙台塩釜港石巻港区は、1620年代から伊達政宗の命を受けた川村孫兵衛による河川改修工事により北上川の水運が開け、宮城県北部や岩手県内陸部から遠くは江戸への米穀の積出港として繁栄した。平成24年(2012年)10月には従来の仙台塩釜港、石巻港、松島港各港の機能の分担・強化を図るため、3港を統合した。
港内には、木材関連企業、紙・パルプ製造企業、飼料関係の製造業が立地しており、岸壁(-12m)を木材チップ等の取扱量増加に対応するために整備している。また、荷役の安全性確保のため、雲雀野地区に防波堤(南)を整備している。
令和元年(2019年)に、英国のクルーズ情報誌「クルーズインサイト」が主催する「クルーズインサイトアワード2019」で特別賞を受賞しており、物流や地域経済を支える重要拠点としての整備が進められている。
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仙台塩釜港:松島港区【国際拠点港湾】
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:松島町
仙台塩釜港松島港区は、江戸時代以前は背後地からの米等の積出港として利用され、貞山運河の開通後は仙台と石巻の中継港となり、明治20年東北本線が開通すると観光港としての発展し、東北を代表する観光拠点港湾として位置づけられている。平成24年(2012年)10月には従来の仙台塩釜港、石巻港、松島港各港の機能の分担・強化を図るため、3港を統合した。
背後に日本三景である松島を有することから、我が国で初めて「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟し、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三ツ星を獲得するなど、海外における知名度向上が期待されており、地域産業や観光の拠点としての役割が期待されている。
荻浜港
- 地方港湾
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:石巻市
女川港
- 地方港湾
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:女川町
金華山港
- 地方港湾
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:石巻市
気仙沼港
- 地方港湾
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:気仙沼市
御崎港
- 地方港湾
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:気仙沼市
表浜港
- 地方港湾
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:石巻市
雄勝港【避難港】
- 地方港湾
- 港湾管理者:宮城県
- 所在市町村:石巻市
仙台空港
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旅客ターミナル
仙台空港は、昭和15年(1940年)に旧陸軍の飛行学校として建設されて以来、戦後の米軍による接収、返還、防衛庁と運輸省との共同使用等の変遷を経て、昭和39年3月に第二種空港に指定されました。
B滑走路は、昭和47年(1972年)2月に2,000メートルで供用開始され、その後、平成4年(1992年)12月には国内大型ジェット機の精密進入が可能な2,500メートルに延長されました。
平成10年(1998年)3月には、増大する航空需要と高まる国際化の期待に対応するため、3,000メートル滑走路として供用開始され、長距離便の大型ジェット機が就航可能となり、東北と海外を結ぶ拠点空港として十分機能できる空港となりました。
また、平成19年(2007年)3月には仙台空港と仙台都市圏を結ぶ「仙台空港アクセス鉄道」が開業し、東北地方のアジアゲートウェイとして求められる空港の機能強化が図られました。
平成20年度(2008年度)からは、大規模災害時に人や物を輸送するうえで重要な緊急物資輸送拠点および空港ネットワークの拠点空港としての空港機能を確保するため、耐震化整備に着手しており、平成23年(2011年)3月の東日本大震災による被災においても滑走路・誘導路にその効果が確認されました。
仙台空港は、関係者の努力により、平成23年(2011年)4月には民航機の運航再開、同年9月には空港ターミナルビルの全面復旧、同年10月には仙台空港アクセス線が全線運行再開しました。
今後も、耐震化整備や、航空機の安全な運行を確保するため、老朽化が進んでいる基本施設の更新・改良を図っていきます。
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管内の空港施設
名称 | 空港管理者 | 種別 | 滑走路長(メートル)×滑走路幅(メートル) | 供用開始時期 | 所在市町村 |
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仙台空港 | 国土交通大臣 | 拠点空港 | (A)1,200×45 (B)3,000×45 |
(A)昭和46年12月1日 (B)平成10年3月26日 |
岩沼市、名取市 |
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