消波ブロックって何?
更新日:2025年2月12日
消波ブロックとは?
消波ブロックは「波消しブロック」とも呼ばれ、積み上げるときにできるブロックとブロックの隙間が波の力を吸収することで、波の力を弱める働きがあります。コンクリートで作られていて、様々な形の製品があります。有名なのは、「テトラポッド」という消波ブロックではないでしょうか。テトラポッドは商標登録された製品名で、下の写真のような四脚の消波ブロックです。消波ブロックの大きさは、高さ1メートル、重さ1トン程度から、大きいもので高さ約5メートル、重さ約100トンまであります。

消波ブロックの使い方
消波ブロックは、防波堤に沿って海底から海上へ積み上げられ、防波提に当たる波の力を抑えるために使われたり、離岸堤(りがんてい)として、海岸の沖合に積み上げ、海岸の浸食(砂の流出)を防止するために使われます。防波堤 港外側に据付した波消ブロック
波消ブロックを積み上げた離岸堤
消波ブロックの作り方
酒田港では、高さ約4メートル、重さ約46トンの消波ブロックを製作・据付しています。
製作順序:➀型枠の組立:コンクリートを流し込むための型枠を組み立てます。
➁コンクリート打設:生コンクリートを流し込みます。
➂型枠の取り外し:数日間養生した後、型枠を取り外します。
➃養生・完成:型枠を取り外し、さらに数週間養生して完成となります。
消波ブロックの据付(酒田港 北防波堤)
酒田港の北防波堤で行われた消波ブロック据付の様子です。クレーンを装備した作業船(起重機船:きじゅうきせん)で、消波ブロックを防波堤まで運び、クレーンで1個ずつ据付けます。