浚渫土砂を道路事業
(地域高規格道路:余目酒田道路)に活用
国際ターミナルや展望台でおなじみの高砂ふ頭は、北港地区に大型船が入港できるように航路や泊地を掘り下げた土砂で埋め立てられたところです。ターミナルや緑地は部分的に完成の手続きを取って利用していますが、その他の場所は土砂仮置き場や消波ブロックの製作ヤードとして使われている工事中の区域です。
ここに仮置きされている土砂は約88万m3、酒田市の希望ホール約40杯分(東京ドームでは約0.7杯分)に相当する量です。この土砂を地域高規格道路「余目酒田道路」の盛土材に使用することになり、5月末から搬出が始まりました。
余目酒田道路は酒田河川国道事務所が実施する工事で、将来は酒田と新庄を結ぶ高規格道路の一部になる、延長約13Kmの道路です。この道路が完成すると、国道7号、47号の交通渋滞緩和、救急時の迅速な対応が可能になるなどの効果が期待されています。
今年は約14万m3の土砂が運び出される予定で、毎日ひっきりなしにトラックが行き来しています。

浚渫土砂搬出の様子