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平成19年度トピックス

<平成20年3月24日更新>

酒田港長期構想の実現に向け推進委員会が開催されました

 平成19年度酒田港長期構想推進委員会が2月22日ホテルサンルート酒田において、推進委員会委員16名、作業部会委員21名、その他関係者28名が出席し開催されました。
 物流、リサイクル、親水、防災の各作業部会長より19年度の作業部会やSWG(サブワーキンググループ)での検討結果の報告や翌年度の取組み方針が提案され、その後、委員により審議が行われました。
 物流機能では、酒田港と中国内陸部を結ぶ新航路「綏芬河ルート」の開設を目指し、日本、中国、ロシア三国の関係者を招いて3月25日に酒田市で「日本海沿岸貿易促進国際フォーラム」を開催すること、港湾施設の民営化や古湊ふ頭の指定保税地域化に向けた取り組み、RORO船寄港に向けた取り組みなどについて報告し、フォーラムの開催においては明確な意図を持つこと、今後のロシア経済に注視すべきなどの意見が出されました。
 リサイクル機能では、循環資源総合拠点となる「庄内リサイクル産業情報センター(仮称)」の設立準備協議会を設置し、その具体的な事業内容などを検討すること。ゴミゼロタウン庄内実現に向け、地域住民と協働した環境教育プログラムの作成と家庭ゴミ・事業ゴミ等の収集システム構築を目指すことになりました。また、家庭から出るゴミの資源化を検討する新たなSWGを立ち上げることになりました。
 親水機能では、みなと振興交付金を活用した歩道整備やサインの充実を図るとともに、今後、海洋センターの機能向上、みなとオアシスの知名度向上、海鮮市場の拡充、酒田駅と港を結ぶ散策ルートや移動手法(デュアル・モード・ビークル)についての検討を行うこととし、海岸利用の可能性検討では、ビーチイベントの継続開催と大浜海岸利用に伴うルール作りについて検討することになりました。
 防災機能では、酒田港の防災に必要な情報の共有化や連絡体制のあり方を検討するとともに、酒田港防災マップ看板の設置について検討することになりました。
 最後に、委員長である栢原日本港湾協会会長より、「30回もの検討会議の開催については地元の熱意に敬意を表したい。構想が策定され2年が経過し、そろそろ結果が求められる時期にきている。庄内リサイクル産業情報センターは一定の成果を出しSWGを解散することとなった。他のテーマについても20年度の目標を具体的にイメージし、達成感を感じながら進めて欲しい。」との意見があり閉会されました。

栢原日本港湾協会会長の挨拶
栢原日本港湾協会会長の挨拶
構想実現に向け、着実に歩み続ける推進委員会
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北東アジア地域の物流の拠点となる酒田港
北東アジア地域の物流の拠点となる酒田港

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