~ケーソン進水・仮置を実施しました~
11月1日(水)ケーソン※1の進水・仮置を実施しました。
今回進水仮置を実施したケーソンは、第二北防波堤用ケーソン、南防波堤用ケーソンの2函です。
ケーソン進水仮置きの作業の流れ
- 本港から北港までフローティングドック※2(ケーソン製作用作業台船※以下「FD」という。)を曳航します。
- 北港まで曳航されてきたFDに注水を行い、FDを沈めます。
- FDを沈めていくとケーソンが浮き上がります。
- 浮上したケーソンをFDから引き出します。
- 引き出したケーソンを打継場まで曳航します。
- 打継場まで曳航したケーソンの着定位置を決めて、ケーソンに注水を行い打継場に着底させます。
 (1)FD曳航状況 |
 (2)FD注水中 |
 (3)ケーソン引き出し |
 (4)ケーソン曳航 |
 (5)ケーソン仮置状況 |
今回、進水仮置を行ったケーソンの今後は、打継場でコンクリートを打継ぎし仮置場へ移動させ来年度以降の防波堤築造工事まで仮置きを行い、防波堤の一部となる時を待ちます。
今回製作したケーソンが防波堤となる区間は、最大約10mの波にも耐えられるように設計されています。

※1 ケーソンとは、中空の鉄筋コンクリート製の箱のこと。防波堤や岸壁の本体として用いられます。
※2 フローティングドックとは、船の中の水槽に水を出し入れできる装置が備えてあり、自在に船を浮べたり、沈めたりできる構造をもった船で、通称「FD」と呼びます。港湾工事では、主にケーソン製作に使われています。
