T-P(全リン)
更新日:2020年10月6日
T-Pとは
T-PとはTotal Phosphorus(全リン)の略称で、リン化合物の総量をいいます。リンは、動植物の増殖に欠かせないもので、窒素とともに栄養塩と呼ばれ、その存在量は、富栄養化の目安として使われています。なお、閉鎖性海域においても、湖沼同様に富栄養化が問題になり、平成5年に海域における環境基準が設定されました。汚濁源としては、生活排水、畜産排水、工業排水等広い範囲から排出される。大きな汚濁源とされていた衣料用洗剤並びに食器用洗剤中に含まれるリンについては、無リン化が進んでいます。
東北沿岸域の水質特性(T-P)
東北沿岸域をみると、青森港がI類型、宮古港及び大船渡港がII類型、小名浜港がIII類型に指定されており、(その他の港湾は類型指定されていません)良好な水質環境が求められています。類型指定されている港湾をみると、平成23年度は、全ての港湾で環境基準値を満たしており、T-Pの良好な水質環境の港湾となっています。
水質調査地点
下の地図の水質調査地点(赤い丸印)をクリックすると、各港湾のT-Pと環境基準値を示したグラフが表示されます。
注:環境基準値が定められていない地点が有ります。