沈船防波堤の建設
更新日:2020年10月16日
沈船防波堤 澤風
澤風のタービン
沈船防波堤 汐風
汐風の場所を表す位置図
戦後の食料増産や物資輸送の確保のため、漁港・港湾の整備方針が打ち出されたが、当時はコンクリート・石材が不足しており旧海軍軍艦を利用した沈船防波堤工法が考えられた。これにより、昭和23年4月には現在の魚市場前に駆逐艦「澤風」が全国で初めて沈められ約100mの防波堤が造られた。同年8月には同型艦「汐風」が現在の1号埠頭先端に防砂防波堤として沈められた。澤風は昭和40年に漁港区改良のため撤去されたが、タービンは三崎公園内に記念碑として保存されている。汐風は現在も埋立護岸の基礎として1号埠頭先端に埋められたままとなっている。