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2016.3.11を迎えるにあたり

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小名浜港湾事務所長  木本 仁 

 本年3月11日で東日本大震災から5年が経過します。
 この日を迎えるにあたり、改めてお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。また、ご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々に対し心からお見舞いを申し上げます。
 東北地方整備局 小名浜港湾事務所では、福島県はもとより、東北の復旧・復興のため、福島県内重要港湾の小名浜港及び相馬港における復旧・復興関連事業に全力で取り組んで参りました。これからも、全職員一丸となりいっそうの努力を重ねて参ります。

 <東日本大震災からの復旧に関する取組みについて>
 
小名浜港及び相馬港では、ほぼ全ての岸壁が倒壊・沈下、また、防波堤もケーソンが転倒するなどの大きな被害が生じ、港湾機能が一時停止しました。
 その後、港湾を利用する企業など関係者の皆様と協議しながら復旧工事を進め、既に両港全ての岸壁で復旧を完了しました。また、相馬港の防波堤は、9割程度まで復旧しています。これにより一定水準の港湾機能が確保できたことで、背後に立地する火力発電所や製造業などの事業活動や市民生活を支えています。
 相馬港の防波堤など、未だ復旧できていない施設も一部残っておりますが、1日も早く港湾機能を完全復旧させるよう尽力いたします。

<復興に関する取組みについて>
 東日本大震災時に港湾機能が一時停止したことにより、事業活動や市民生活に著しい影響が生じ、改めて港湾の役割や重要性を確認しました。
 私たちは、国際バルク戦略港湾である小名浜港においては、石炭を取り扱う公共岸壁として国内最大規模となる水深18mの耐震強化岸壁を中心とした「東港地区国際物流ターミナル整備事業」を、相馬港では液化天然ガス(LNG)基地建設に関連する水深14mの「航路・泊地事業」といった、復興に向けた取組みを進めています。
 これらの事業を着実に進め、火力発電用の燃料等となる石炭やLNGを安定的かつ安価に供給するための拠点を整備することで、電力の安定供給、ひいては東日本地域における経済活動や安全確保など生活の基盤をしっかり支え、大震災からの復興を大きく後押しして参ります。

 小名浜港では、人工島へ向かう臨港道路の橋梁整備が進み、完成まであと一歩というところまで参りました。皆様のご期待を励みに、安全着実に工事を進めて参ります。これら復旧・復興に関する取組み全般につきまして、引き続き、皆様のご理解・ご協力を賜りたく存じます。よろしくお願い申し上げます。

 

復旧・復興状況   ( 小名浜港 ・ 相馬港 )

貨物取扱量の推移  ( 小名浜港 ・ 相馬港 )【準備中】

震災記録写真集    小名浜港の記録(PDF:7.9MB)
            相馬港の記録 (PDF:5.9MB)

 

【東北地方整備局 港湾空港部HP】
  東北の港湾の復旧・復興状況 ~復興最前線~

【各港湾事務所HP 復旧・復興関連コンテンツ】
  八戸港湾・空港整備事務所
  釜石港湾事務所
  

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