「平成25年度 技術発表会(PAT)」を開催しました 技術開発課
平成25年7月19日、仙台港湾空港技術調査事務所の大会議室において、「技術発表会」を開催しました。 本発表会は、民間等で開発された、新技術や調査成果等を東北の港湾・空港整備に有効活用することを目的に平成16年度より開催しております。
今回は、 ・供用継続状態での岸壁等の港湾施設改良工法 ・(港湾・海岸施設の)老朽化施設の調査或いは改良工法 ・津波・震災発生材の再生利用方法 ・長周期波対策 ・沿岸域での自然再生エネルギーの活用方法 のテーマで募集したところ次の4件の発表をいただきました。
1.既存および新規岸壁における係留システムに着目した係留船舶の長周期波対策 係留ウィンチと空気式防舷材の組み合わせでの船舶震動の短周期化
2.現場打ち短繊維補強コンクリートの施工法 有機性短繊維コンクリートは含有量にて単価と性能が異なる
3.リ・バースコンクリートの製造実験について コンクリート殻再生骨材コンクリート。コンクリート殻を再生砕石にして使用。品質・強度は実用上安定の範疇
4.津波堆積物の再資源化ボンテラン工法 津波堆積土改良工法。古紙混合による浮泥のワーカビリティ確保のための一次改良と合わせて行うセメント改良工法は、発生場所で再利用が経済的に有利
発表後の意見交換では、新技術の施工上の留意点がわかり、適用範囲について知見を深めることとなりました。このような理解を重ね公共事業の高い品質、効率的な事業に繋げて参りたいとおもいます。ご発表の方々に深い感謝を申し上げます。 来年度も、港湾・空港の整備を効率的に進める新技術について、御提案をお待ちしております。 (募集案内は、当事務所HPでお知らせします。)
※(Presentation Assembly on Technological developments)
 
※今回のプログラム、発表をPDF形式でご覧頂けます。 プログラム
1.既存および新規岸壁における係留システムに着目した係留船舶の長周期波対策 (0.7MB)
2.現場打ち短繊維補強コンクリートの施工法(1.0MB)
3.リ・バースコンクリートの製造実験について(0.8MB)
4.津波堆積物の再資源化ボンテラン工法(3.1MB)

|