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東日本大震災から7年を迎えて

更新日:2021年7月13日

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から7年の歳月が経過します。ここに、あらためて犠牲になられた多くの方々にお悔やみを申し上げますとともに、未だ不自由な生活を強いられている方々に心よりお見舞い申し上げます。

 さて、塩釜港湾・空港整備事務所では、仙台塩釜港(仙台港区、塩釜港区、石巻港区)と仙台空港の復旧事業を2013年度に完了し、引き続き復興事業に取り組んでいるところです。

 仙台港区では、完成自動車、製材、セメント、紙パルプ等の多様な貨物を取り扱う中野ふ頭の混雑解消を図るため、港湾管理者である宮城県とともに2011年度から整備を進めてきた新たな岸壁やふ頭用地が2017年12月に概成し、供用を開始しています。
 また、向洋地区高砂コンテナターミナルでは海上コンテナ貨物の取扱量が年々増加しているため、2017年度から新たに向洋地区ふ頭再編改良事業に着手し、コンテナターミナルの機能拡充に取り組んでいます。

 塩釜港区では、老朽化した貞山1号岸壁の改良事業を2020年度の完成を目標に整備を進めています。
 一方、塩釜港区湾奥部では宮城県により北浜緑地等の整備が進められています。県内唯一のみなとオアシスであるマリンゲート塩釜との有機的な連携等により、塩釜港区の新たな賑わい創出が期待されます。

 石巻港区では、船舶の安全な航行や安定した荷役を確保するため、雲雀野地区南防波堤の整備を進めています。
 さらに、近年、クルーズ船を利用した訪日外国人旅行者が増えており、当港区においても2018年には大型外航クルーズ船の寄港が複数予定されていますので、宮城県、地元石巻市をはじめとする関係機関と連携し、寄港の安全確保など受け入れ環境の整備に努めて参ります。

 仙台空港は、2016年7月に国管理空港で初めて民間による運営が開始され、東北の空の玄関口として更なる発展が期待されます。このため、地震災害時に緊急物資輸送拠点としての機能確保、航空ネットワークの維持、背後経済活動の継続性確保や航空機の安全確保に向けて滑走路の耐震対策を進めています。

 塩釜港湾・空港整備事務所は、引き続き仙台塩釜港及び仙台空港の整備や振興活動を通じて、東日本大震災から復興、そして、港や空港の人や物の流れが東北地域全体の活力につながるよう取り組んで参りますので、今後とも皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年3月9日

東北地方整備局 塩釜港湾・空港整備事務所長 佐藤 敬


 

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仙台塩釜港 総取扱貨物量の推移



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仙台港区 コンテナ取扱貨物量の推移




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仙台空港 旅客数の推移