港に運ばれてくる荷物
東北で一番大きな仙台港には、日本をはじめ世界中からたくさんの荷物が運ばれてきます。
その荷物は、仙台港からさらに東北各地へと運ばれて行きます。ここでは主である「原油」と「完成自動車」について紹介します。
「原油」
仙台港には、サウジアラビアやクウェートなどの中東諸国から、最近だと年間580万トンもの原油が輸入されています。
輸入された原油はガソリンや重油、軽油などに製品化されて東北各地に運ばれています。
青森県と秋田県は北海道から供給されているので、仙台港からは運ばれていませんが、東北地方のほとんどが仙台港に届く原油を利用しています。
(平成29年港湾統計)
国名 | 輸入量 | |
---|---|---|
1位 | サウジアラビア | 153万トン |
2位 | クウェート | 149万トン |
3位 | アラブ首長国 | 145万トン |
4位 | イラン | 42万トン |
5位 | イラク | 22万トン |
完成自動車
日本は車をたくさん造っている国であることを知っていますか?
できあがった色々な車は東北に運ぶため、「RORO船」や「自動車運搬船」で運ばれたあと、さらに「カーキャリア」に乗せて港から東北地方へと運ばれています。
逆に東北地方でつくられた車は「カーキャリア」で仙台港まで運ばれたあと、「RORO船」などの船にて他の港へと運ばれていきます。