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久慈港

事業概要-湾口防波堤の整備-

釜石港湾事務所では津波被害から生命・財産の防護、港内静穏度向上による安全な岸壁荷役、荒天時の避泊水域の確保のため、湾口防波堤(北堤2,700メートル、南堤1,100メートル、総延長3,800メートル)の整備を行っています。

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久慈地域を含む三陸沿岸地域は、津波被害を受けやすい地形条件から、これまで幾度となく甚大な津波被害を受けてきた歴史があり、一日でも早い恒久的な津波対策が求められています。

現況の防潮堤は昭和8年の三陸津波規模に対応する天端T.P+8.0メートルで整備されていますが、明治29年の三陸津波規模の津波に対しては無防備状態です。

この問題の解決を目的として、湾口部に津波防波堤を建設する構想が打ち出され、平成2年度より現地着手に至っています。

湾口防波堤により来襲津波による港内の水位を低減させ、さらに既存の防潮堤により津波からの被害を最小限に留める計画となっています。

また、久慈港内の静穏域が確保されることにより、港内の多目的利用が可能となるなど、湾口防波堤建設は久慈地域発展に大きな期待が寄せられています。

注:現在ケーソン据付け延長は2,766メートル(南堤1,100メートル、北堤1,666メートル)となっています。(令和3年5月時点)

久慈港について

日本のエネルギー基地県北の港湾「久慈港」についてお知らせします。