仙台空港 耐震化整備事業
更新日:2021年6月7日
仙台空港の位置付け
仙台空港は東北地方の中心都市仙台市を背後に控え、地域の広域交通体系を支えるとともに、旅客・物流の面から東北地方の経済を支える大切な拠点として位置付けられています。
また、今後30年以内に99パーセントの確率で発生が予想されている宮城県沖地震等への対応として、緊急物資の輸送拠点や空港ネットワークの維持・向上を図ることが急務とされております。
仙台空港の耐震化整備位置図
地震災害時に求められる空港の役割
過去の地震災害時において空港が緊急物資輸送等の拠点としての役割を果たしたように、地震災害時に空港は、
緊急物資及び人員輸送基地としての役割が
求められています。
特に、航空ネットワークにおいて重要な役割を果たしている空港等は、
空港ネットワークの維持、背後圏経済活動の継続性
が求められます。
空港に求められる機能
- 救急・救命活動等の拠点機能(発災後極めて早期の段階)
- 緊急物資・人員等輸送受入機能(発災後3日以内)
機能確保に向けた整備の基本的な考え方
- 2,000メートル程度の滑走路を有し自衛隊輸送機等による大量輸送を受け入れることが可能な空港についてはそのための耐震を行うことが必要
- それ以外の空港については、ヘリコプター等による輸送のための施設の耐震性の向上が必要
地震災害時の空港運用
空港が地震災害時においてその役割を十分に果たすためには、緊急物資輸送の受入や負傷者、帰宅困難者等への対応の充実が必要であり、今後、一層地元自治体や自衛隊等の関係機関との連携を強化していくことが必要となります。