港と防災

酒田港の役割

防災拠点のイメージ
防災拠点のイメージ

港と港背後の住民と財産を守ります
 港を利用する人々(港湾労働者、観光客など)や港周辺の住民の生命・財産を守るとともに、災害発生後の早期の復旧・復興に貢献します。

内陸および隣県への災害支援活動
 地震等により被災した地域へ耐震強化岸壁を拠点とした緊急物資の輸送などの支援を行います。

油流出事故災害に備えて

白山
白山
(北陸地方整備局 新潟港湾・空港整備事務所所有)

流出油防除体制の強化
 大規模な油の流出事故が発生すれば、現場とその周辺の海域・沿岸域の環境を破壊し、生態系や漁業資源へ深刻な被害を与えます。このため、全国のどこで油流出事故が発生しても出動から概ね48時間で現場に到着できるよう、全国3カ所の港に大型浚渫兼油回収船を配備し、流出油防除体制の強化を図っています。


油回収エリア

油回収エリア
 「白山」は出動してから日本海を24時間以内、北海道周辺海域でも2日以内に到着し回収作業が行えます。さらに名古屋港の「清龍丸」や北九州港の「海翔丸」とともに油流出事故への体制強化が図られます。

 

港の保安対策

国際テロに備え、密輸、密航や爆破などを防止するために港の保安対策が強化されました!

 四面を海に囲まれた日本では、社会経済の発展や国民生活の向上に国際貿易は欠かすことができません。日本の貿易量の99.7%は海上輸送され、港を経由しています。
 平成13年の米国同時多発テロ以降、国際テロ対策が世界各国にとって大変重要な問題となっています。
 特に、海上輸送の分野では、各国が協調して保安対策を行わなければ十分な効果を上げることができません。このため、SOLAS条約によって各国が歩調をそろえて港や船の保安対策を強化しました。
 これらの保安対策は、国内の治安を良好に保つために必要な海外からの薬物の密輸や密航などの国際犯罪を防止するためにも役立つものです。
 国際埠頭施設(小規模なものなど、一部の施設は除く)などについては、施設の管理者等による保安計画の作成・実施やフェンス、照明等の設置等が義務付けられています。
 また、国際航海船舶について、保安計画の作成・実施等が義務付けられているほか、外国から日本に入ってくる国際航海船舶に対して事前通報が義務付けられ、危険な船に対しては、入港禁止等の措置がとられています。

酒田港立入制限区域

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