能代港の概要
能代港は、秋田県北部の米代川河口に位置し、古くから県北地域で産出する鉱物、米、秋田杉等の集積地として栄えた港です。
近代港湾としての整備は、昭和40年から開始され、昭和49年に中島地区に-7.5メートル岸壁が2バース完成し、木材工業団地が造成され、昭和53年には-10メートル岸壁1バースが完成しました。
東北電力株式会社能代火力発電所立地が契機となり、昭和56年に重要港湾に指定され、エネルギー港湾として直轄事業により、防波堤(北)、防波堤(第二北)、防波堤(南)及び航路泊地の整備が行われています。
また、能代港は、平成18年12月にリサイクルポートに指定され、秋田県北部エコタウン計画を推進するとともに、秋田県北部の物流・産業活動を支える基盤として重要な役割を担っています。
平成26年には大森地区に「再生可能エネルギー源を利活用する区域」が計画され、洋上風力発電導入に向けた取組も進められています。
令和2年9月に「海洋再生可能エネルギー発電設備等拠点港湾(基地港湾)」として指定されたことを受け、地耐力の強化した岸壁等の整備を進め、洋上風車建設を後押しします。